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中野区にある大川さんがつくる大川セイロを知ったのはべただが、どっちの料理ショーの餃子VSシュウマイ対決でシュウマイを蒸すセイロとして紹介されていたのを見て。うまく文章にできないのが悔しいが、何の道具も使わず、手で薄い檜の皮を重ねて輪にしていく。そしてそれを閉じる工程で使われるのは桜の木の皮を使った紐。(よく売られているのセイロはホチキスのようなものでとめられている。)ふたも蒸気が逃げないようにつくられていて、蒸気が中でくるくると回るようになっているらしい。 そもそも蒸し料理というのはなんだかあたたくてうれしくなる料理法のような気がする。そしてふたを開けたときにふわっと飛び出してくる蒸気とその香り。素材にも一番やさしいと思う。その蒸し料理にここまで丹精こめて作られたセイロが使えたら。と思い、調べてみると大川さんの仕事場が意外に家から近いことがわかり、デパートなどで買うより本人から買いたい!とおしかけてみた。 檜が香る小さい仕事場でセイロ作りをしている大川さんは職人さんだけれど、気さくでフレンドリーな人で「テレビにでてから大変なことになっちゃっておどろいてるんだよ」とおっしゃっていた。 行ってよかったなあと思うのは、たくさんのセイロを心をこめてつくったその職人さんの手からその子供のようなセイロを買ったことで、本当に大切に使わなければと思ったから。その蒸し器で野菜を蒸したり、魚を蒸したり、料理の幅は広がり、使うたびにいい道具にめぐりあえたなあ~と感じながら料理をしている。 大川セイロについて ::: 財団法人 国民政治協会 :::
by mrdaisy
| 2006-03-24 12:04
| food&cook
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