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私は意外と食にうるさい家庭で育ってきた。昭和生まれとしては恵まれていたと思う。いまでこそアメリカ学生時代の貧乏生活もあるのか、単に大人になったのがおなかがすけばまずいものでもがまんできるし、場所によってこんなもんだろうと思えば感謝しながら食べられるようになったが、小学生の頃はまずいくらいなら食べない方がまし。というわがままぶりであった。
特にまずいというより食事がサーブされる上での最低限のルールが守られていないと食欲がなくなった。冷たいものは冷たく、温かいものは温かく。とか。お弁当は仕方がないが、お皿に盛られるものはそうでないと口にするのもいやだったのを覚えている。小5の学校の旅行では初日現地の宿舎のお昼ご飯がカレーだったのだが、まずカレーもごはんも冷え冷え、それに加えてスプーンが、スプーンがコップの水の中に刺さっていたのでございますよ!これは衝撃的だった。(このスプーンを使って、おまけに飲み水としてこのコップの水を飲めというのか!)と怒りに震えた。これを見て食欲は全くなくなり、ほとんど口をつけなかったなあ。でもこのコップにスプーンは同級生にも衝撃だったらしく、結構回りにも気持ち悪い、何これ。という子がいたからやっぱり普通じゃなかったんだろうけど。でも子供のくせに生意気だよなあ笑。飽食時代に生まれ育つとこうなるのね。 話はそれたが昭和の私もこんな感じなので21世紀っ子の息子はどうなるんだろうと思うことがある。ついこの間もだんなさんと「Lは恵まれてるよねえ。色んな物食べさせてもらってさあ」と話していたのだが、息子のすきな食べ物にチーズがある。それが子供用ストリングチーズを買ってあげてたのに食べなくなった。最近すきなのはパルメジャーノレッジーノをチーズの下ろし器で大きめにスライスしたもの。今日も私たちがチーズをかけようと出しくると「チーズ、チーズ!」と言って一生懸命チーズをおろして「う〜ん、おいし〜い」と目をつぶって食べてるし。誰だよ、君は(爆)。どう考えたってストリングチーズよりパルメジャーノレッジーノの方がおいしいに決まっているんだけどね。私なんか3歳の時に食べさせてもらったチーズなんて偽物のクラフトの粉チーズとプロセスチーズという名前の三角チーズだけだったよ。 現代の3歳児はめぐまれているな。と思いました。 以上。
by mrdaisy
| 2009-04-22 17:21
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