カテゴリ
全体 Today's Quote Parenting food&cook beauty travel maternity life career 物欲 others メモ book 渡米準備 時事&政治ネタ movie&TV はじめまして 本日の粉物 未分類 最新の記事
以前の記事
フォロー中のブログ
おすすめブログ&ショップ
検索
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
うちの愛犬が突然他界してから2週間と3日。
愛犬という言葉も、家族の一員という言葉も私の犬にはしっくりこない。 どちらもかわいすぎるのだ。 彼女は私がアメリカ留学をしているときに買った(10ドルで)ブラックラブラドールと スパニエル系の雑種で、見た目はフラットコーテッドレトリバーとかいう毛足の長いブラックラブの子犬に見え、道行く人がかわいいと言ってくれていたのだが、あだ名はワル。 臆病で静かな頑固者。犬とアカチャン、子供が嫌いという困った犬だった。 私がアメリカで引っ越すときも、車に乗せて横断し、いっしょに苦労を味わった。 服をきせたり、いっしょにベッドに寝たりなど、猫かわいがりすることはなかったし、 何か壊されれば、兄弟げんかをするように、本気で頭にきたものだった。 私が妊娠して、いっしょにいさせるのはあぶないということで、出産が近づいたら実家の 裏庭に引っ越す予定になっていた。それも面倒だなあと思っていたが、赤ちゃんの安全には かえられないとそろそろ犬小屋を買おうと思っていた矢先のことだ。 どうやって逝ってしまったかはまた書き出すとつらくなるので、書かないが、あまりのさらりとした逝き方は、どう考えても私たちに迷惑をかけたくなかったからとしか思えず、それがあまりにつらい。11歳という年齢は雑種で中型犬であれば決して大往生ではなく、あと少なくとも3年は元気で生きてくれるだろうと思っていた。 こうやって犬、いわゆるペットをなくしてみていろいろ考えさせられた。 彼女は3年半ほど前に片方のおっぱいを手術した。乳腺炎になり、しこりもみつかり、悪いものかもしれないと片方を全部取った。幸いしこりは悪いものではなかったが、先生はメスで、子宮も残していたので、これからもう片方のおっぱいにもしこりができる可能があるとおっしゃった。 それが悪性か良性かはいちいちとって細胞を検査にださないとわからない。そのたびに手術することが今後犬が年をとっていったときによいことかどうかはわからない。ペットは最近長生きだが、それは人間と同じで医学の進歩によるもので、きってぬって、薬を与えてが犬にとって幸せな生き方かはわからず、それを考えるのは飼い主でしかないと。 私はこれを聞いて10歳を超えたら、何かあっても手術をするのはやめようと思った。医者につれていかれて怖い思いをし、体力も弱って、それが自分のためだとわからないのなら、普通に生かしてあげることがいいことだと思ったからだ。でも、それさえも私の中で、現実感は帯びていなかった。あまりにも彼女が元気だったからだ。 だから一年くらい前から小さいいぼのようなしこりができはじめたときも、いぼだろうと思った程度だった。 でも、調子が悪くなってから1週間もたたないうちに、私の目の前で息をひきとった彼女をみて、 私はこれが彼女のためだったのかとは思えなくなってしまった。犬は調子が悪いともいえず、いったいいつからつらかったのかも私はわからない。 犬にとってはそれが一番いいよ。 ってそれこそ私たちのエゴなんじゃないかと。そもそも、犬も猫も人間がペットとして作り出した動物で、飼う事も人間のエゴだとすれば、最後まで人間のエゴで生かすのが責任だったのではないかと。急に手術はかわいそうだ。とか犬らしくとか、それはただの私たちのわがままなのじゃないかなと思いはじめた。 動物を飼う事の意味もわからなくなってしまった。 ただ、彼女の申し訳ないことをした。としか今は考えられない。
by mrdaisy
| 2005-10-19 22:55
| others
|
ファン申請 |
||